漢方を活用して、胃腸や身体を健やかに保とう!正しい漢方の飲み方

漢方を活用して、胃腸や身体を健やかに保とう!正しい漢方の飲み方
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胃腸は身体の大半を占めます。そのため病気も多く存在しています。さらに現代ではストレスにより胃痛や炎症を起こすこともあります。その悩みは漢方薬で緩和出来るものも多くあります。しかし副作用は少ないといえども注意して飲む必要があります。正しく漢方を飲み胃腸の調子を整えましょう。

 

1.胃腸の病気

胃腸の範囲は広いため多くの病気が存在しています。

 

1-1.がん

ガンは「胃がん」「食道がん」「大腸がん」などの知名度があるものの他に「十二指腸がん」などもあります。この十二指腸ガンは、発生率そのものは少ないものの年間一定数の人が発病しています。一方で胃がんなどは発生時期が早ければ早いほど完治します。

 

1-2.胆・膵疾患

ここには、「胆のう結石」「膵炎」などがあります。胆のう結石は、肝臓にある消化液を貯めたり、濃縮を行ったりする臓器です。そこの成分やコレステロールが固まってしまい、そのまま石になってしまう病気です。

 

膵炎は飲酒によって膵臓が炎症する病気です。その種類は慢性的なものと急性のものが存在しています。その差は一時の大量飲酒か、長年の習慣化によって変わってきます

 

1-3.肝臓疾患

この分類分されるのは「B型・C型肝炎」「急性肝炎」などがあります。ウイルスによって炎症してしまい、そのまま放置してしまうと命を落とす病気に繋がることもありますので、違和感を覚えた場合は病院に行く必要があります。しかし点滴や通院で改善する可能性が高い病気です。

 

1-4.その他

これらの病気の他に、ウイルスによって嘔吐・下痢などになる「感染性腸炎」や、盲腸の辺りが炎症や発熱を起こす「虫垂炎」もあります。さらには食道裂孔ヘルニアなども胃腸の病気に含まれます。

 

2.漢方で治る病気

胃の病気次第では入院などが必要のあるものもありますが、漢方薬で収まるものもあります。

 

2-1.逆流性食道炎

言葉自体はよく聞くと思いますが、その症状には様々なものがあります。胸焼けや胃液などが食道まで戻ってくるものは一般的に認知もあるかもしれません。しかしそれ以外にも、胸がきゅーっと締め付けられるような痛みや、のどを刺激することで発生する咳・喘息更には違和感を覚えることもあります。

 

その原因は脂肪・タンパク質の取り過ぎが主なものですがそれ以外にも背筋が曲がってしまっている人や肥満などの人もこの逆流性食道炎が起こりやすくなります。これらには漢方の「六君子湯」が主に効きます。飲み続けることで効果を緩和しますが、症状が軽い場合は発生した時のみに飲む場合もあります。

 

2-2.胃もたれ

漢方の成分では、胃腸の血行が乱れていることで発生していると考えられています。そこで胃腸を温めることが大事と考えられています。そこで用いられる薬は様々なものがあります。胃の毒素を排出させる効果がある「六君子湯」や、胃の血行を調えて消化を良くする効果がある「四君子湯」があります。

 

2-3.自律神経系

現代社会ではストレスがかかることが多いです。その時の症状が発病する場所は人によって異なってきます。胃が痛くなることもあります。その他にも、食欲不振・嘔吐・口内炎にもなることもあります。その場合は漢方薬を複数調合したものや、「半夏瀉心湯」なども効果的です。

 

3.漢方薬が胃腸に用いられる理由

胃腸の病気を発症している場合は他の病気にもなっている事があります。例えばストレス性胃腸炎の場合は、頭痛なども出ていることがあります。このような場合は他の病気との様子を見て薬を飲む必要があります。

 

漢方薬が胃腸に用いられる理由は、漢方薬の場合は身体のバランスを見ながら薬を選択するうえに、現在何か他の薬を飲んでいても、飲み合わせによる副作用も少ないので比較的に飲みやすいからです。

 

4.漢方薬での副作用

副作用が少ないと言われる漢方薬でも副作用が起きることはあります。

 

4-1.副作用による肺炎

有名的なのでは「小柴胡湯」という薬があります。これは食欲不振・胃炎・疲労感などに効果があります。しかし過去には他の薬との併用で間質性肺炎が発病されることが多数報告されました。この薬以外にも「大柴胡湯」「半夏瀉心湯」「辛夷清肺湯」などは肺炎に繋がるケースも出ています。

 

4-2.3種類以上を同時に服薬すること

さらに、漢方薬を3種類以上服薬する場合は注意が必要と言われています。それは漢方の古来の考え方からも明らかです。漢方で使われる生薬は2つ以上を組み合わせます。考えかたの一つである「配伍七情」に基づいて行う場合、配合する時に考える7つの関係性でも、2つ以上を組み合わせによって効果の半減・副作用が出ると言われています。その為漢方薬も3種類以上飲むと、この「配伍七情」が守られなくなってしまい、副作用が出てしまう可能性が高くなります。

 

5.まとめ

胃腸の病気は様々なものがあります。現在の社会ではストレスによって胃腸が弱ってしまうことも増えています。そのまま放置してしまうとさらなる病気に発展することもあります。通院する余裕がない人は薬だけで緩和させることも可能です。

 

埼玉県春日部市にある「調剤薬局キューピー・ファーマシーグループ」では様々な漢方薬を扱い、さらには薬が必要かどうかもご相談乗ります。何か胃腸や身体に違和感を覚えた方は、是非一度お越しくださいませ。