飲みすぎは内臓の負担に?サプリとうまく付き合う方法を解説

飲みすぎは内臓の負担に?サプリとうまく付き合う方法を解説
  • 美容と健康

サプリは、とても手軽に栄養素を摂取できると、現代人に人気です。しかし愛用者の中には、サプリの服用は内臓への負担が大きいのではと不安に感じている方もいるでしょう。今回の記事では、サプリによる内臓負担が心配な方向けに正しい飲み方や、内臓の負担を和らげる方法について詳しく説明します。

 

1.サプリは現代人の味方!しかし飲みすぎは内臓負担に

外食の多様化や忙しさなどから、現代では栄養バランスが崩れた生活になりがちです。そんな乱れた食生活を過ごす現代人の味方として注目されているのが「サプリ」です。ダイエットや足りない栄養素など目的に合わせて気軽に摂取できるので、いまや病気の予防という面でも活躍しているほどです。

 

ところが摂取方法や用量を間違ってしまうと、内臓の負担になってしまうことにもつながりかねません。安全かつ適切に摂取するために、正しい知識を得たうえで服用しましょう。

 

2.サプリの正しい飲み方

手軽に栄養素を取り入れられるのがメリットであるサプリですが、飲み方次第では吸収率が下がるということを知っているでしょうか。サプリの効果を最大限引き出すために、知っておくべきポイントがいくつかあります。

 

  • 水で飲む
  • タイミングを知る
  • 容量を守る
  • 薬を服用している人は医師に相談する

 

これら4つのポイントについて、それぞれくわしくみていきましょう。

 

2‐1.水で飲む

基本的に、サプリは水またはぬるま湯で飲みましょう。コーヒーやお茶、紅茶で飲むと、これらに含まれるカフェインやタンニンがサプリの吸収を妨げる恐れがあります。フルーツジュースも、サプリによっては効き目が弱くなるなどの可能性があるのでできるだけ避けましょう。

 

2‐2.タイミングを知る

タイミングはサプリの成分によって異なります。間違ったタイミングで飲めば胃腸に負担をかけることがあるので注意しましょう。たとえばマルチビタミンのサプリなら食事中や後、アミノ酸のサプリなら運動前や後がよいといえます。

 

また、ビタミンAやE、リコピンのサプリなどのように、食事と一緒に飲まなければ成分が吸収されにくいものもあります。サプリは食事の代わりにはなりません。基礎となる栄養素は食事からきちんと摂取しましょう。

 

2‐3.用量を守る

まず用量はかならず守りましょう。過剰に摂取した分は栄養素として取り込まれず、排出されますが、成分によっては過剰症を発症する場合があります。たとえばビタミンAを過剰摂取した場合は、頭痛や食欲不振、ビタミンCなら腎臓結石などが起きる可能性があります。多く摂ればよいというものではないので、量には注意しましょう。

 

2‐4.薬と併用する場合は医師に相談する

サプリは食品なので基本的には安全ですが、薬と併用する場合は症状の悪化や治療薬の効果などに影響を与えることがあります。万が一のために、服用前に医師と相談することをおすすめします。

 

3.サプリ服用中、とくに肝臓に注意!

サプリは食品ですが、多くのサプリはよくも悪くも体に変化を与える物質を含んでいます。サプリとうまく付き合っていくには内臓の負担、とくに肝臓の負担を軽くすることが大切です。服用時どのようなポイントに気を付ける必要があるのでしょうか。

 

肝臓をいたわる方法として、主に以下の2つがあげられます。

  1. 服用しすぎない
  2. 腸を健康にする

内臓のなかでも「沈黙の臓器」といわれる肝臓が取り返しのつかない状態になる前に、健康なうちからケアをしておきましょう。

 

3‐1.服用しすぎない

体に入ってきたものほぼすべて、肝臓内の酵素によって代謝されます。つまり、肝臓に物が入る分だけ肝臓は多く働くのです。サプリといえども大量に摂取をすればその分だけ酵素が必要になるため、肝臓にダメージを与えることになります。

 

負担が積み重なると、効果がでにくくなるだけでなく肝機能の低下や肝障害につながるおそれもあります。なんでもサプリに頼るのではなく、可能なものはできるだけ食品から栄養素を取るようにしましょう。

 

3‐2.腸を健康にする

腸が元気でなければ、肝臓が働くときに必要な酵素の原料となる栄養素が入ってきません。そうなれば排泄力は低下し、腸に有害物質がたまり、肝臓に負担がかかります。腸の健康のためにも食べ過ぎや飲みすぎは控え、食物繊維や発酵食品を多く摂るように心がけましょう。

 

たとえば、大麦や海藻類、キノコ類や納豆などがおすすめです。なかでも梅干しはビタミン・ミネラル、酢酸や酪酸などが豊富に含まれています。整腸や肝臓の機能を助ける作用、抗酸化作用やがん予防にも効果があると言われ、「スーパーフード」として見直されているのです。

 

低塩で酸っぱいものを1日1粒食べればOKです。一粒も食べられないという場合は、梅肉エキスや梅ジャムでもかまいません。

 

4.まとめ

今回は、サプリによる内臓負担についてお伝えしました。サプリは手軽に不足しがちな栄養素を補える便利な商品ですが、一方で、サプリのリスクが置き去りにされがちです。内臓に大きな負担がかからないよう健康的な食事の補助としてサプリをうまく活用して、まんべんなく栄養を摂取できるように意識しましょう。

 

サプリを正しく摂取するポイントを知りたい、今の自分の体調に合ったサプリを知りたいという方は、「調剤薬局キューピー・ファーマシーグループ」までご相談ください。