不足している栄養素をサプリで上手に摂取するポイント

不足している栄養素をサプリで上手に摂取するポイント
  • 美容と健康

通常、私達は栄養素を体内に取り入れるためには食品に頼るしかありません。食事をすることで、食材の成分が体内へと浸透するのです。しかし、不足している栄養素をピンポイントで取り入れるのであれば、サプリでの摂取が最も効率的です。今回はサプリの栄養素について、目的別にご紹介します。

 

1.サプリの栄養とは

そもそもサプリというのは、不足している栄養素を簡単に摂取するためのものです。カプセルまたは錠剤、あるいは飲料という形が一般的ですが、いずれの場合にも特定の栄養素が凝縮されているものになります。本来は毎日の食生活によってバランスよく栄養を摂取することが理想的とされています。しかし、現代においてはついつい栄養が偏ってしまいがちです。そんなときに非常に役に立つのがサプリというわけです。

 

ビタミンに始まり、亜鉛やプロテイン、アミノ酸、イソフラボンやDHAなど非常に多くの栄養素がラインナップされていますので、その中から不足しているであろう成分を選んで摂取するというのが基本的な使用方法です。栄養素の組み合わせには注意が必要となり、場合によっては身体に悪影響を与える可能性もありますので、同時に摂取する組み合わせをしっかりと考えなければなりません。

 

また、摂取量も食品からの摂取に比べると多く取り入れることが可能というのも特徴です。食品の場合ですと含まれる量が決まっていますので、多く摂取しようとするとその分食品もたくさん取り入れなければならないので大変です。サプリであれば栄養素が凝縮されているので、最小限の量で最大限の栄養を取り入れることが可能なのです。

 

2.疲れたときには『ビタミン』

ビタミンには非常に多くの種類がありますが、その多くが身体の疲れに対して効果的です。温かい湯船に使ったり、十分な睡眠時間をとったりすることによって疲れを解消することは可能ですが、それだけではなかなか抜けない疲れというものもあるでしょう。そんな場合には疲れに作用するビタミンをサプリで摂取することをおすすめします。そうすることで効率的に身体を楽にすることができます。

 

2-1.ビタミンB1

糖質を始めとする栄養素をエネルギーへと変換する働きを持った栄養素です。神経や筋肉に溜まってしまった疲れを和らげる効果があるとされています。また、不足してしまうとエネルギーが作られにくくなってしまうため、疲れやすくなってしまいますので、疲れを解消するためには常に欠かすことのできない栄養なのです。食品の場合には、豚肉や玄米、うなぎなどに多く含まれている傾向にあります。

 

2-2.ビタミンB2

ビタミンB2は脂質をメインとしてエネルギーへと変換する役割をもっています。倦怠感やだるさの解消に効果があるとされている一方、不足してしまうことで反対にだるさなどを溜め込んでしまう原因になる恐れがあります。食品の場合であれば、卵や牛乳、納豆やほうれん草などに多く含まれています。

 

2-3.ビタミンE

メインの働きとしては、細胞が参加してしまうことを防ぐという栄養素です。ビタミンEが十分に摂取できていることによって血液の流れが良くなりますので、溜まった疲労物質が素早く運ばれるためのサポートになります。

 

3.丈夫な骨と歯には『カルシウム』

カルシウムは骨や歯を構成するメインの要素です。しっかりとした骨づくりや骨粗しょう症を防止するためにも不足しないようにしなければならないものです。成人の場合ですと、体重に対して約2%含まれているとされています。

 

あまり知られていないことかもしれませんが、骨というのは約3ヶ月の周期である動きを繰り返しているという特徴があります。その動きというのは、骨に対して栄養素のカルシウムが沈着する『骨形成』と、反対に骨に含まれているカルシウムが骨から溶け出してしまう『骨吸収』の2つです。成長期などにおいては、骨吸収よりも骨形成のほうが多いためしっかりとした骨密度となり、骨量が高まることで身長が伸びるなどの効果が見受けられます。しかし、50代ごろまたは閉経後のタイミングになると骨吸収のほうが上回るという逆転現象が発生するので、徐々に骨の密度がスカスカになってしまうのです。

 

カルシウムをしっかりと取り入れることによって骨形成のサポートをすることになりますので、骨形成の量が常に上回った状態を維持し続けていくことが可能となるわけです。骨が折れやすくなってしまうと生活にも支障が出てしまいますので、サプリで上手に取り入れるようにする必要があります。

 

4.貧血予防には『鉄分』

鉄分も生きていくためには欠かせない栄養素の一つといえるでしょう。鉄分の役割ですが、血液中のヘモグロビンを構成するための材料となるもので、ヘモグロビンが十分にあることによって、口や鼻から取り込んだ酸素が血液内を運ばれていき、心臓を動かすことが可能となります。

 

鉄分が不足するとどうなるのかというと、ヘモグロビンが構成されなくなり量が減ります。それによって血液中で運ばれる酸素の量が一気に落ちてしまい、「鉄欠乏性貧血」、いわゆる貧血になってしまうというわけです。また、イライラの原因になったり集中力が低下したりするなどの症状も考えられます。

 

日本人の場合には比較的不足してしまいがちとも言える栄養素ですので、サプリよってしっかりと補給するといいのではないでしょうか。特に女性や妊娠中の方などで不足する傾向が高いので、レバーなどの食品よりもサプリで直接高濃度な鉄分を取り入れるようにするといいかもしれません。

 

5.まとめ

サプリで摂取すべき代表的な栄養素についてご紹介しました。今回挙げた以外の栄養素に関しても、身体に効果的なものがたくさんありますので、ご自身の体感を確かめつつ摂取する栄養素の種類や量を決めていくといいのではないでしょうか。

 

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