ネットニュースなどで、「高コレステロールに注意!」という文言を見たことはありませんか?確かに納得できる内容ではあるものの、「なぜコレステロール対策をしていかなければならないのか?」「そもそもコレステロールとは何なのか?」よくわかっていない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、コレステロールの概要や、高コレステロールとなる原因、具体的な対策などについて解説していきます。高コレステロールに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
コレステロールとは?対策が必要になる身体への悪影響
コレステロールとは、血液中の脂質に似た物質です。身体の流れをスムーズにするために重要な物質ですが、血管壁に過剰に溜まってしまうと動脈硬化などの不調を引き起こします。コレステロールは「悪玉(LDL)コレステロール」と「善玉(HDL)コレステロール」の2種類が存在し、それぞれ働きが異なるのです。
|
注意したいのは、悪玉コレステロールです。通常、悪玉コレステロールと善玉コレステロールはバランス良く保たれていますが、何らかの要因により悪玉コレステロールが増加すると、高コレステロールになります。
高コレステロールとは、その名のとおりコレステロール値が高い状態のことを指します。一般的には、空腹時に悪玉(LDL)コレステロールの値が140mg/dl以上だと高コレステロールと診断されるため、注意が必要です。
高コレステロールになる原因
悪玉コレステロールが増えないよう、コレステロール対策は必要です。ここからは、高コレステロールとなる原因について解説していきます。
【高コレステロールになる原因】
- 食生活の乱れ
- 運動不足
- 遺伝
食生活の乱れ
高コレステロールになってしまう原因として、「食生活の乱れ」が挙げられます。近所のスーパーやコンビニには、脂質が豊富に含まれている食べ物がたくさんあるため、「知らない間にコレステロール値が上がっていた」というケースも珍しくありません。もちろん、すべての脂質が「悪」というわけではありませんが、なかには注意したい脂質があるので覚えておきましょう。
【注意すべき脂質の例】
- 飽和脂肪酸
- トランス脂肪酸
上記に挙げた脂質は、以下に挙げる食品に多く含まれています。
【飽和脂肪酸やトランス脂肪酸が多く含まれている食べ物の例】
- スナック菓子
- 揚げ物
- マーガリン
- ショートニング
少量なら大きな問題ありませんが、過剰摂取にならないよう、意識していくことはコレステロール対策として重要です。逆に、以下に挙げる食品はコレステロール値を下げる効果があるので、積極的に摂取していきましょう。
【コレステロール値を下げる効果がある食品の例】
- 野菜
- 海藻
- 大豆製品
- 魚
- 緑茶/抹茶
「仕事が忙しくてきちんとした食事を取るのは難しい」という場合は、手軽に飲めるにお茶などを取り入れてみてはいかがでしょうか。
運動不足
食生活の乱れだけでなく、運動不足も高コレステロールの原因のひとつです。食事と運動は、健康的な生活を送るうえで重要なファクターとされています。
いくら運動が重要だからといって、いきなり激しい運動をするのはおすすめできません。特に初心者の方は、身体を痛める可能性が高く、そのまま挫折するケースも少なくありません。運動が苦手な方は、まずはウォーキングなどの軽い有酸素運動を週3回、30分程度で良いので実践するようにしてください。
遺伝
遺伝によって高コレステロールとなってしまう人もいます。生まれつき悪玉コレステロールが多く、「家族性高コレステロール血症」と診断される方も少なくありません。放置するとコレステロール値が上がり続けてしまうため、診断を受けたらすぐに医療機関で適切な治療を受けるようにしましょう。
まとめ
今回はコレステロールの概要や、高コレステロールとなる原因、具体的な対策について解説しました。コレステロールは、すべてが「悪」というものではありません。悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランスが良くなるよう、食事面・運動面などを見直していきましょう。
「コレステロールを減らしたいけど、毎回料理するのは面倒…」という人は、サプリメントの力を借りてみてはいかがでしょうか。「調剤薬局キューピーファーマシー」では、サプリメントや漢方に関するご相談を随時受け付けております。経験豊富な薬剤師が対応いたしますので、ご用命の際はお気軽にご利用ください。