疲労回復サプリの効果とは?具体的な選び方や注意すべきリスクについても詳しく解説

疲労回復サプリの効果とは?具体的な選び方や注意すべきリスクについても詳しく解説
  • 美容と健康

仕事や家事で疲れているとき、サポートアイテムとして使いたいのが「疲労回復サプリメント」です。しかし、「疲労回復サプリって効果があるの?」「意味ないのでは?」と、購入するかどうか迷っている方も多いでしょう。

 

そこで今回は、疲労回復サプリの効果や選び方、事前に把握しておくべきリスクなどについて解説していきます。「疲れが溜まってつらい」と感じている人は、ぜひ今回の内容を参考にし、自分に合った疲労回復サプリを見つけてみてください。

 

疲労を感じるメカニズム

そもそもなぜ「疲労が溜まっている」と感じるのでしょうか。それは、体内に活性酸素が発生し細胞が壊されるためです。

 

活性酸素とは、「ほかの物質を酸化させる力が非常に強い酸素」のことです。人の身体は酸素を使ってエネルギーを生成していますが、エネルギーを作るときの副産物として活性酸素が生成されます。

 

通常、活性酸素は体内にある抗酸化物質によって対応されます。しかし、抗酸化物質が減少していたり、抗酸化物質を上回る大量の活性酸素が作られたりした場合には、活性酸素が体内で暴れてその他の細胞が傷つけられてしまうのです。

 

細胞が傷ついたことを脳が把握すると、「疲れた」という感覚が発生します。倦怠感や微熱といった症状が現れるほか、意識がもうろうとすることも少なくありません。

 

疲労回復サプリを選ぶコツ

疲労回復サプリは、現在さまざまな場所で販売されています。ここからは、疲労回復サプリを選ぶコツについて解説していきます。

 

【疲労回復サプリを選ぶときにチェックするポイント】

  • 抗酸化物質
  • エネルギー供給
  • 精神面

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

抗酸化物質

先述したように、疲労は活性酸素に対応する抗酸化物質が足りていない状況により引き起こされます。そのため、抗酸化物質を摂取することが疲労回復の手助けになるといえます。

 

【抗酸化物質を含む成分】

  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • β-カロテンなど

 

どれか1つに偏った摂取では、過剰摂取の危険性が上がってしまいます。そのため、「ビタミンC」「ビタミンE」「β-カロテン」の3つがバランス良く配合されているものを選ぶようにしましょう。

 

エネルギー供給

抗酸化物質だけでなく、傷ついた細胞を修復するために必要なエネルギーを供給できる栄養も含まれていると良いでしょう。

 

【エネルギー供給の役目を果たす成分】

  • ビタミンB1
  • α-リポ酸
  • L-カルニチン
  • パントテン酸など

 

エネルギー供給をするためには、アデノシン三リン酸(ATP)という成分が良いといわれています。アデノシン三リン酸(ATP)を生成するために、上記に挙げた成分が必要になるのです。

 

精神面

疲労回復サプリメントも、筋肉の疲れを取りたいのか、精神面の疲労を取りたいのかで選ぶべき種類が変わってきます。

 

【精神疲労の回復におすすめの成分】

  • ロディオラ
  • アシュワガンダ
  • ビタミンB群など

 

ロディオラやアシュワガンダは、ストレス・不安の緩和効果が期待できるハーブ成分です。また、神経系に働きかけるビタミンB群があればなお良いでしょう。

 

疲労回復サプリのリスク・副作用

疲労回復サプリメントは、身体や精神の疲労を回復させる効果が期待できる一方で、リスクや副作用もあることを理解しておきましょう。

 

特に、複数のサプリメントの併用、または過剰摂取をしていると、健康に支障をきたすリスクが高まります。用法用量を守ることはもちろん、併用や長期使用を検討している場合には、医師や薬剤師に確認してからの活用が好ましいといえます。

 

まとめ

今回は、疲労回復サプリの効果や選び方、事前に把握しておくべきリスクなどについて解説しました。疲労回復サプリは、正しく使用すれば高い効果が期待できます。ただし、効果の実感には個人差があるということを頭に入れておくようにしてください。

 

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