ナイアシンとは?主な効果や摂取時の注意点などについて詳しく解説

ナイアシンとは?主な効果や摂取時の注意点などについて詳しく解説
  • 美容と健康

市販のサプリメントを眺めているとき、「ナイアシンってどんな効果があるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。今回は、ナイアシンの主な効果や摂取する際の注意点などについて解説します。ナイアシンに興味のある人や、健康面が気になる方はぜひ参考にしてみてください。

 

ナイアシンとは?期待できる効果

ナイアシンとは、ビタミンの一種です。「ニコチン酸」「ニコチンアミド」の2つを合わせてナイアシンと呼びます。

 

ナイアシンは、それ単体で強い効果を発揮するものではなく、各種酵素のサポートをする縁の下の力持ち的な存在です。ナイアシンを摂取すると、さまざまな酵素に反応してあらゆる機能が向上するとされています。

 

たとえば、ナイアシンは美しい髪を作るのに効果的です。毛細血管を広げる作用があり、これによって髪の健康が保たれるといわれています。

 

ナイアシンを摂取するときの注意点

ナイアシンは、水溶性ビタミンのため水に溶けやすいです。そのため、どんなにナイアシンが多く含まれている食材であっても、調理方法によっては効果が出なくなってしまうこともあるため注意が必要です。

 

また、一度に大量のナイアシンを摂取したとしても、すべて吸収されるわけではありません。吸収されなかったナイアシンは、尿などに溶け体外に排出されてしまいます。ナイアシンの摂取量については、以下の表を参考にしてみてください。

 

  推奨摂取量/1日(mgNE/日)
男性 女性
1~2歳 6 5
3~5歳 8 7
6~7歳 9 8
8~9歳 11 10
10~11歳 13 10
12~14歳 15 14
15~17歳 17 13
18~29歳 15 11
30~49歳 15 12
50~74歳 14 11
75歳以上 13 10

 

上記の表を参考に、毎日適量を継続して摂取することを心がけましょう。

 

ナイアシンが豊富に含まれる食品

さまざまな食品に含まれているナイアシンですが、特に保有量が多いのは以下の6つです。

 

食品名 可食部100gあたりの成分量(mgNE)
かつお節(加工済み) 61
すけとうだら たらこ 生 54
びんながまぐろ 生 26
かつお 春獲り 生 24
かつお 秋獲り 生 23
きはだまぐろ 生 22

 

上記の表を見るとわかるように、ナイアシンは魚介類に多く含まれています。加工済みのかつお節であれば、お味噌汁の出汁として活用すれば水に溶け出たナイアシンも余すことなく摂取できるでしょう。

 

また、まぐろやかつおは刺身として食べるのがおすすめです。水に溶け出す心配がなく、貴重なナイアシンを無駄にすることなく摂取できます

 

ナイアシン不足によって現れる症状

先述したように、ナイアシンは縁の下の力持ち的な栄養素です。そのため、「少し不足しても問題はないのでは?」と軽視する方も少なくありません。しかし、ナイアシンが不足することで、日常生活に支障をきたしてしまうような症状が現れる可能性があります。

 

ナイアシン不足によって発症する代表的な症状として、「ペラグラ」が挙げられます。

 

【ペラグラの主な症状】

  • 顔や手足の炎症
  • 下痢
  • 食欲不振
  • めまい
  • 抑うつ症状

 

ナイアシンは多くの食材に含まれているため、普段健康的な食生活をしていれば、そこまで大きく不足することはないといわれています。しかし、アルコールを大量かつ継続的に摂取している場合、ナイアシン不足によるペラグラが発症する可能性があるので注意しましょう。

 

まとめ

今回は、ナイアシンの主な効果や摂取する際の注意点などについて解説しました。ナイアシンは、身体の中にあるさまざまな酵素をサポートする栄養素です。不足すると身体の調子が崩れてしまうおそれがあるため、日々の食事で補う必要があるといえます。

 

ナイアシンは、魚介類をはじめさまざまな食材に含まれているため、健康的な食生活を続けている方であれば、大きく不足することはないといわれています。しかし、アルコールを大量に飲む人の中には、ナイアシン不足が確認されることも珍しくありません。「食事だけではナイアシンの量が心配」という方は、市販のサプリメントを活用してみてはいかがでしょうか。

 

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