ビタミンEは、「若返りのビタミン」として多くの方に知られています。健康に気を遣う人はもちろん、美容について学んでいる人も、一度は耳にしたことがあるでしょう。ビタミンEは、健康や美容はもちろん、筋トレに励む人にもおすすめの栄養素なので、性別・年齢を問わず積極的に摂取することをおすすめします。
今回は、ビタミンEの特徴や主な効果、豊富に含まれている食品の種類などについて解説していきます。ビタミンEについて詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
ビタミンEとは何か
ビタミンEは脂溶性ビタミンであり、熱に強く油に溶けやすいという特徴を持っています。そのため、ビタミンEが含まれている食品を調理する際、吸収率を上げるために炒め物にする方も少なくありません。また、ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれており、健康・美容どちらの面から見ても意識して摂取していきたい栄養素のひとつとして知られています。
ビタミンEが多く含まれる食材
ビタミンEが特に多く含まれている食材は、以下のようなものがあります。
【ビタミンEが多く含まれる食材】
- ナッツ類
- 油脂類
- 穀類
- 魚介類
- 豆類
- 野菜類
ビタミンEが多く含まれている食材といえば、アーモンドが有名です。アーモンドをはじめとしたナッツ類は、ビタミンEが豊富なうえ手軽に摂取できるので、普段の食事にプラスしやすいでしょう。
ビタミンEの摂取によって期待できる主な効果
ビタミンEの摂取によって期待できる主な効果は以下の6つです。
【ビタミンEの摂取によって期待できる主な効果】
- むくみの軽減
- 肩こりや疲れ目の改善
- 筋肉の修復のサポート
- 動脈硬化や血栓の予防
- 悪玉コレステロールの減少
- 美肌サポート
むくみの軽減
ビタミンEは、むくみの軽減に効果的です。「γ-トコフェロール」「γ-トコトリエノール」の2つの成分が、むくみを軽減する作用を持っているのです。
特に、女性は生理前後で水分を溜め込みやすく、むくみやすくなってしまいます。日常的にビタミンEを摂取することはもちろんですが、生理前後は特に意識して取り入れていくとつらいむくみが解消されるはずです。
肩こりや疲れ目の改善
ビタミンEには血行の改善効果があります。筋肉に溜まった疲労を運んで酸素の流れを良くするため、肩こりや疲れ目の改善のほか、腰痛の症状にも効果的といえるでしょう。
筋肉の修復のサポート
ビタミンEには、乳酸やアンモニアといった疲労物質を取り除く作用があります。これによってトレーニングの効率が良くなるので、筋トレに励む人は、プロテインやタンパク質と一緒にビタミンEも一緒に摂取すると良いでしょう。
動脈硬化や血栓の予防
ビタミンEは、強力な抗酸化作用を持っています。これにより、体内の酸化が抑制され、動脈硬化や血栓などの症状を防げるといわれています。なお、酸化とは活性酸素により細胞が傷つけられ老化が進むことを指し、「身体が錆びた」と表現されることも多いです。
悪玉コレステロールの減少
ビタミンEは、善玉コレステロールを増やす作用を持っています。善玉コレステロールが減少していると、動脈硬化などの原因となる悪玉コレステロールが増えてしまうため注意が必要です。
美肌サポート
ビタミンEは、「若返りのビタミン」と呼ばれるほどアンチエイジングに効果的な栄養素です。血行促進作用があるだけでなく、ターンオーバーを正常に整える効果も期待できます。ターンオーバーが乱れると、ニキビや吹き出物といった肌トラブルが起こりやすくなるため、お肌の状態が気になる方はビタミンEの摂取を続けるようにしてください。
まとめ
今回は、ビタミンEの特徴や主な効果、豊富に含まれている食品の種類などについて解説しました。ビタミンEは健康面・美容面のみならず、筋トレに励む人にとっても重要な栄養素といえます。普段の食事からも摂取することができますが、「毎日忙しくて食事が乱れている」という人は、サプリメントを取り入れつつうまく補給していきましょう。
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