ビタミンB6の効果とは｜つわりにも効果があるって本当？豊富に含まれている食材についても解説

「ビタミンが健康や美容にいいとは知っているけど、ビタミン6ってどんなもの？」「ビタミンB6はつわりに良いと聞いたことがあるけれど本当？」など、ビタミンB6の効果について詳しく知らないという人は、決して少なくありません。今回は、ビタミンB6の主な効果について解説します。ビタミンB6が豊富に含まれている食材についても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

ビタミンB6とは

ビタミンB6は、身体のサポート役として非常に重要な役割を果たしている成分のひとつです。特にタンパク質を多く摂取している人は、分解サポート役であるビタミンB6が欠かせません。

ビタミンB6が多く含まれる食品

ビタミンB6は、野菜や魚介類をはじめ多くの食材に含まれています。特に多く含まれているのは以下のようなものです。

ビタミンB6は水に溶けやすい水溶性ビタミンですが、過剰摂取によって身体に害を及ぼす可能性があります。15～65歳の方は、1日45㎎を上限に摂取を留めておくようにしてください。なお、妊娠中の女性は+0.4mg、授乳中の女性は+0.8mgと、少し多めに摂取することが推奨されています。

ビタミンB6の摂取によって期待できる主な効果

次に、ビタミンB6の摂取によって期待できる主な効果を解説していきます。

【ビタミンB6の摂取によって期待できる主な効果】

• ホルモンバランスの正常化
• 貧血の予防
• 肌トラブルの予防・改善
• 肝脂肪の予防

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ホルモンバランスの正常化

ビタミンB6には、女性ホルモンを正常に保つ効果が期待できるため、女性には特に摂取してほしいビタミンです。女性ホルモンの「エストロゲン」の代謝にビタミンB6は深く関係しているため、ビタミンB6が不足すると代謝がうまく行われず、ホルモンバランスが乱れてしまう可能性もあります。女性ホルモンのバランスが崩れると、PMSなどの症状が現れる可能性があるため注意が必要です。

ビタミンB6はつわりにも効果的？

ビタミンB6が不足し、アミノ酸代謝が滞っていると、つわりの症状のひとつである吐き気などに襲われるといわれています。そのため、妊娠中の方はより意識してビタミンB6を摂取することが重要といえます。

貧血の予防

貧血に悩む人にも、ビタミンB6はおすすめできます。ビタミンB6には、赤血球中のヘモグロビンを合成する作用、つまり造血作用があるのです。そのため、貧血に悩まされている人も意識的にビタミンB6を摂取するようにしてください。

肌トラブルの予防・改善

ビタミンB6には、肌トラブルの改善・要望効果も期待できます。ビタミンB6には、ターンオーバーを促進させる効果があるのです。

ターンオーバーが乱れると、ニキビやシワ・たるみなどさまざまな肌トラブルの原因となります。健やかで美しい肌を保つためにも、ビタミンB6の摂取は必要といえるでしょう。

なお、ビタミンB6には皮脂量を調整する作用も持っています。そのため、ターンオーバーの乱れが原因で生じる肌トラブルだけでなく、皮脂の過剰分泌によるニキビや肌荒れの予防・改善にも期待できるといえるでしょう。

脂肪肝の予防

ビタミンB6には、肝臓に脂肪が溜まらないようにする作用があります。そのため、ビタミンB6の摂取によって脂肪肝が予防できるといわれています。

脂肪肝とは、身体に必要とされなかった糖分や脂肪が中性脂肪となり、肝臓に蓄積してしまう状態のことです。脂肪肝になったからといって、すぐに目立った症状が出るわけではありませんが、炎症が進んでいき、最終的に肝硬変になってしまうケースも少なくありません。特にお酒好きの方は、ビタミンB6の摂取に限らず、さまざまな方法を駆使して予防・改善していくことが重要といえます。

まとめ

今回は、ビタミンB6の主な効果や、ビタミンB6を摂取することで予防できる病気の種類などについて解説しました。ビタミンB6は、女性ホルモンのバランスを正常に保つために非常に大切な役割を果たしています。また、肝硬変の予防など、男性にもうれしいメリットが多数存在します。

しかし、毎日ビタミンB6を適量摂取していくのは難しいでしょう。そんなときは、市販のサプリメントを活用するのがおすすめです。

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