飲食店の感染症対策は何が最適?もういらない?具体的な対策とは

飲食店の感染症対策は何が最適?もういらない?具体的な対策とは
  • 美容と健康

新型コロナウイルスの流行により、これまでさまざまな場面で感染症対策が実施されてきました。しかし、2023年5月に新型コロナウイルスの感染症法による位置付けが変更されました。これにより、飲食店における感染症対策は必須ではなくなり、各店舗に委ねられることとなったのです。

 

とはいえ、感染症の脅威が去ったわけではなく、流行有無にかかわらず感染症対策は続けていかなければならないと考えている人も多いでしょう。そこで今回は、これからの飲食店の感染症対策をどのように進めていけば良いのかなどを詳しく解説していきます。飲食店関係者はもちろん、「外食を楽しみたいけれど安全性が気になる」という人も参考にしてみてください。

 

飲食店における感染症対策の必須性

現在、飲食店における感染症対策は必須ではありません。新型コロナウイルス感染症の流行により、飲食店の感染症対策は必須とされてきました。

 

しかし、2023年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法における位置付けが「5類」に変更されたのです。

 

【感染症法における分類】

分類 該当感染症 判断基準
一類感染症 エボラ出血熱など 感染力・重篤性ともに危険性が極めて高い感染症
二類感染症 結核・鳥インフルエンザなど 感染力・重篤性ともに危険性が高い感染症
三類感染症 コレラなど 特定の職業に就業していることにより集団発生しやすい感染症感染症
四類感染症 狂犬病・マラリアなど 動物や飲食物などを介して人に感染する感染症
五類感染症 インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症など 国が感染症発生動向調査を行った結果に基づき、必要な情報を提供・公開していくことで発生やまん延を防止するべき感染症

 

インフルエンザも新型コロナウイルス感染症も、決して万全な対策ができているわけではありません。しかし、「その都度適切な対応を取っていくことで問題ない」と判断され、今回の5類移行が実現されたといわれています。

 

飲食店の感染症対策はどのように変化していくのか

飲食店における感染症対策である「外食業の事業継続のためのガイドライン」が廃止されたことにより、どのように対策義務が変化したのかを詳しく見ていきましょう。

 

【感染症対策変化】

対策 変化
マスクの着用 個人の選択を尊重し、判断はそれぞれに委ねる
手指衛生 飲食店に法律として義務を求めないものの、感染症対策として継続実施を求める
換気 飲食店に法律として義務を求めないものの、感染症対策として継続実施を求める
三密の回避 飲食店に法律として義務を求めないものの、感染リスクが高い人や換気不十分の場所では感染症対策として継続実施を求める
パーティションの設置 飲食店それぞれの判断に委ねる

 

ここ数年で浸透した感染症対策は、外食業の事業継続のためのガイドラインが廃止されたとしても必要なものとされています。基本は個人の判断に委ねられているものの、引き続き実施を推奨されているものが多い印象です。

 

特に、手指衛生や調理時のマスク着用、換気などは、5類移行後も徹底して行うべきとされています。人々の健康を守るためにも、これらを徹底しておいて損はありません。

 

感染症対策がされている飲食店を見分ける方法

感染症対策がされている飲食店を見分けたいという場合は、国や自治体が発行しているステッカーの有無を確認すると良いでしょう。

 

各自治体から、感染症対策がされている飲食店にはステッカーが発行されています。飲食店における感染症対策が義務ではなくなったといっても、「やっぱり感染症対策をしているお店の方が良い」と考える人は多いはずです。

 

飲食店の裏側をすべて確認することは難しいですが、感染症対策がされていることを国や自治体から認められていれば、「いつでも安心して利用できるお店」といえるでしょう。

 

まとめ

今回は、飲食店における感染症対策の現状と、安全な飲食店の見分け方について解説しました。感染症対策の実施は義務ではありません。しかし、換気・マスクの着用・手指の消毒などは継続して行うことが推奨されているので、今回紹介したポイントを参考にし、いつでも安心して通えるお店を見つけてみてください。

 

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