せっかくの休日、特に何もしないで１日が終わってしまったなどということは誰しもが経験したことはあるでしょう。そんな時、没頭できる趣味があればいいなと思いませんか？ しかも趣味を持つことで脳によい影響があると知ればなおさらのことだと思います。そこで今回は、趣味が脳に与えるよい影響とはどのようなものかをお伝えします。また、現在趣味を持っていない方におすすめの趣味もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
趣味が脳に与えるよい影響
では、趣味を持つことで得られる脳へのよい影響から見ていきましょう。
脳のすべてが活性化される
通常、仕事で脳を使う際には左脳が中心になる傾向がありますが、趣味で使う脳は、主にイメージや空間認識をつかさどる右脳が中心に使われます。また、趣味の場合には、計画から実行までを自分ひとりですることで前頭葉も活発に機能することになります。つまり、脳のすべてが活性化されるというわけです。
日々の充実感が得られる
日常生活や仕事とは違い、趣味は自分が好きで選ぶものです。当然ながら心から楽しむことができ、充実感が得られます。また、一つの趣味を続けることによって知識や経験が蓄積され、さらに深い喜びを味わえるようになります。次第にその趣味をもっと極めていきたいという意欲が湧き、その活力は、日常生活や仕事にもよい影響を与えることになります。
ストレスの解消になる
人間関係や仕事などで思い通りにならないことは多く、誰でも何らかのストレスを抱えて生活しています。ストレスが原因で体調を崩すこともあるため、あまり溜め込むのは避けたいもの。そこで必要なのが、心のリフレッシュです。好きな趣味に没頭することで、ストレス解消の効果も得られるでしょう。
孤独による不安を解消できる
共通の趣味を持つ人とのコミュニケーションが増えることで、孤独からくる不安を解消する効果もあります。趣味によっては自分ひとりで行うものも多くありますが、共通の話題を持つことで親近感が湧き、他人とのコミュニケーションが増える確率は高くなるでしょう。
新しい才能を発見できる
趣味は、秀でた才能がなくても楽しければ続けることは可能で、特技とは別のものです。ただ、続けることで趣味が特技になる可能性は十分あり、自分の新しい才能を見つけるチャンスになるとも言えます。特技を持つと自分に自信がつき、前向きな気持ちを育てることができるでしょう。
認知症の予防
脳の司令室の役割を担う前頭葉の機能が低下すると、人間らしい普通の生活が困難になると言われています。多くの趣味には前頭葉の働きが欠かせないため、趣味を持つことで自然に鍛えられていきます。つまり、認知症の予防にも効果が期待できるというわけです。
手軽に始められるおすすめの趣味5選
次に、趣味を作りたいと考えている方におすすめの趣味をご紹介します。どれも手軽に始められるものですので、ぜひ試してみてください。
ウォーキング・ジョギング
自分の身一つで始められるのが、ウォーキングやジョギングです。体を動かすことは健康にもよく、体型が気になる方にもおすすめ。一日20～30分からのんびり始めてみてください。続けられそうになったら、専用のウェアやシューズを用意するとモチベーションもアップするはずです。
読書
場所を問わず隙間時間でできる読書は、知識や教養が身に付きます。そして、前頭葉の働きを活発にするので創造力や記憶力、コミュニケーション能力の活性化も期待でき、体を動かすのが苦手な方にはおすすめの趣味です。公共の図書館を活用すれば書籍代もかかりませんので、気軽に始められます。
料理
自宅で作る料理は、添加物もなく安心です。日頃外食が多い方こそ、空いた時間を使って料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。得意なレパートリーが増えたら、ゲストを招いてホームパーティーも楽しめます。
映画鑑賞
趣味の定番とも言える映画鑑賞。最近では、DVDをレンタルに行かなくても、ネット配信サービスを活用すれば簡単に視聴が楽しめます。こだわりのシリーズを発掘するもよし、お気に入りの俳優を探すもよし、自分なりの楽しみ方で趣味にしてみてはいかがでしょうか。
植物の育成
住んでいる環境や不規則な生活が理由で、ペットを飼いたくても飼えない方は多いはず。そんな方には、手軽に始められる観葉植物などの育成がおすすめです。手のひらサイズの観葉植物ならお世話も簡単ですし、毎日お世話をすれば愛着も湧き、癒し効果も得られます。
まとめ
今回は趣味を持つことで得られる脳へのよい効果についてお伝えしました。趣味を持つことでさまざまなメリットがあることをおわかりいただけたと思います。今は特に趣味がないという方も、簡単に始められる趣味を見つけてみてはいかがでしょうか。
