運動に適した時間帯はある? おすすめの時間帯と避けるべきタイミング

運動に適した時間帯はある? おすすめの時間帯と避けるべきタイミング
  • 美容と健康

健康志向が高まる昨今、運動を日課にしようと考えている方も多いのではないでしょうか。仕事や家事の合間をぬって運動することを意識することはとても良いことです。しかしながら、運動に適した時間帯や、逆に避けた方がいいタイミングがあることをご存知でしょうか。今回は、運動に適した時間帯について解説します。また、各時間帯におすすめの運動もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

運動に適している時間帯は朝

1日の中でもっとも運動に適している時間帯は、ずばり朝です。まずは、その理由や、朝におすすめの運動について見ていきましょう。

運動には朝がおすすめの理由

人間の体には、24時間働き続ける自律神経というものがあります。そして、自律神経は、日中に活発になる交感神経と、夜に優位になる副交感神経にわかれています。そして、朝起きてから運動することによって、本来であればお昼ごろに向けて徐々に活発になる交感神経の働きを早める効果があります。

また、朝の運動によって、本来消費するカロリーだけでなく、より脂肪が燃焼しやすい状態を作ることができ、代謝が10%ほどアップすることもおすすめの理由です。

そして、朝は調整次第で比較的自由に行動できる時間帯でもあります。仕事などで帰りの時間が遅くなれば運動する時間も作れませんし、体も疲れているのでやる気もなくなり、日課として続けることは難しいでしょう。その点、朝は時間は作りやすいと言えます。運動のために早起きするという目標を持ち、不要な夜更かしなどの不摂生も自粛して、生活習慣の改善にもつながるでしょう。

朝におすすめの運動とは?

朝には、エネルギーを多く消費する運動や体への負荷が大きい運動は向いていません。そこでおすすめなのが、ウォーキングやジョギングなど軽めの有酸素運動です。有酸素運動は、十分な呼吸をすることで酸素をしっかり吸入し、その酸素によって糖質や脂肪をエネルギーに変える全身運動です。継続してエネルギーを供給する必要があるため体脂肪の燃焼に有効とされており、健康にも美容にも効果があります。

ジョギングであれば、開始から5~10分経過した段階で全身にじわっと汗をかき、会話ができる程度のペースがおすすめですので、まずは1日20~30分程度を目安にしてみましょう。特に初期費用もかからず、初心者でも気軽に始められるのでおすすめです。

運動する際の注意

朝の時間帯に運動をする際には、注意していただきたい点があります。まず、寝ている間には体内の水分が減っている状態ですので、十分な水分補給をしてから行うようにしてください。また、キャンディーなどで少しだけ糖分を摂取するのもおすすめです。

そして、徐々に体を目覚めさせるよう、ウォーミングアップは念入りに。特に、朝は代謝が始まる前なので体温が低く、筋肉が思うように動かない状態です。思わぬケガにつながることもありますので、より丁寧にウォーミングアップを行いましょう。

朝がダメなら日中~夕方がおすすめ

朝の運動が難しい場合、エネルギー代謝や心肺機能、ホルモン分泌が活発になる日中や夕方がおすすめです。日中はなかなか時間を作れないという方も多いかと思いますが、昼休みを利用するのもひとつの方法です。時間や場所に制限があると思いますが、少し離れた場所までランチに行くなど工夫次第で手軽に運動することができるでしょう。

また、夕方は交感神経が活発になり、体温も上がって筋肉が一番スムーズに動く時間帯です。夕方に運動することが可能であれば、確実に効果が期待できますよ。

運動を避けるべきタイミング

運動する=健康になるということではありません。タイミングによっては逆効果になることもありますので、運動を避けるべきタイミングを確認しておきましょう。

食後30分以内

運動の種類に限らず、食後30分以内は過度な運動は避けなければなりません。これは、食べ物の消化吸収のために胃腸に血流が集中しているため。この状態で運動をしますと、筋肉にも血液を送らなければならないため、胃腸に送るべき血液が不足して消化不良を引き起こすことがあります。

極端な空腹時

極端な空腹時には血液中の糖分が不足しているため、十分なエネルギー源が確保できません。このような状態で運動を続けるとめまいなどの原因になり、場合によっては注意力散漫でケガをすることもあります。

就寝前

就寝前に激しい運動をしますと、交感神経が活発になるため寝つきが悪くなります。そのため、就寝前に運動をするのであれば、副交感神経を優位にするようなストレッチ程度にしておきましょう。

まとめ

今回は、運動に適した時間帯やその理由についてお伝えしました。生活のリズムは人それぞれですので、必ずしも朝に運動できるとは限りませんが、NGのタイミングを避けつつ可能な時間帯に合った運動を続けてみてはいかがでしょうか。