受験生の体調管理、家族で行える予防策とは?オススメの体調管理法や予防対策をご紹介

受験生の体調管理、家族で行える予防策とは?オススメの体調管理法や予防対策をご紹介
  • 美容と健康

今年も受験シーズンが近づいてきましたね。受験生にとって、体調管理は非常に重要です。折角勉強を頑張っても、本番で体調を崩してしまったり、インフルエンザなどに罹患してしまっては努力が水の泡になってしまいます。日本では風邪やインフルエンザなどが最も流行しやすい冬が受験シーズンとバッティングしているので、悩んでいる親御さんも多いはず。今回は、受験生の体調管理法について、特に家族で行える予防策に焦点を当てて解説していきます。

 

1.受験シーズンはインフルエンザ流行時期に重なる

日本では、受験シーズンは基本的に真冬です。一般的な意味での「受験」、例えば中学受験、高校入試、大学入試は1月〜3月がシーズンですし、推薦入試・AO入試なども基本的には秋中盤頃からのスタートになります。秋から冬にかけて、日本では寒くなるに従って風邪やインフルエンザなど各種感染症のリスクが急激に高まる時期でもあります。

 

1-1.受験シーズンはインフルエンザのピークに重なる

受験シーズンは主に1〜3月で、特に重点的な期間は大学の2次試験や高校入試が重なる「2月後半」です。一方、インフルエンザのピークも同じく「2月後半」。そして、インフルエンザの罹患率が最も多いのは子どもで、罹患率の高い順から5〜9歳、10〜14歳、1〜4歳、15〜19歳となっています。

 

受験シーズンがこうした冬の時期に重なっているのは受験生にとってリスクになりますが、それは誰しもが抱えているリスクなので、条件としては平等です。将来的には見直されて行くべきでしょうが、そうした議論は進んでいないのが現状です。とはいえ受験しないわけにもいきませんから、現行の受験制度に従う上では、体調管理にしっかり気を配ることは少なくとも今後暫くは必須となりそうです。

 

2.子どもだけではなく親御さんも気をつけよう!

受験生の体調管理は、全受験生にとって非常に重要ですが、受験生本人の対策だけでは不十分。共に暮らす家族ももちろん、協力してあげなければなりません。

 

2-1.家族全員の体調管理をしっかりと!

受験する本人だけいくら体調管理に気を配っていても、共に暮らす家族が病気をもらって、それに感染してしまっては元も子もありません。受験シーズンには、受験生本人はもちろんのこと、家族全員、一丸となって体調管理をしっかり行うべきです。

 

2-2.もちろん受験生本人の体調を第一に

受験生本人は多くのものを我慢して、受験勉強に打ち込まなければなりません。様々なプレッシャー、ストレスに晒されている中で、しっかり自己管理ができる子どもはそう多くはありません。

 

ストレスやプレッシャーは体調を崩す要因にもなります。そのため受験勉強に打ち込むべきではあるものの、勉強時間ばかりに割かせるのもストレスを蓄積させてしまう要因になります。親御さんがしっかり意識して、勉強時間とリフレッシュ時間をバランスよく取らせるようにしないといけません。何事も無理は禁物です。

 

3.家族でできる予防策とは?

先ほど、受験生本人だけでなく家族も協力して、体調管理を行うべきだと説明しました。ここからは、家族でできる予防策について解説していきます。

 

3-1.帰宅時の手洗い・うがいを徹底しよう

冬の中でも特に2月にインフルエンザ罹患率が高いのはなぜかというと、年末年始に初詣など非常に多くの人が集まる場所に行くことが多いからだと言われています。そうした時期にもらった細菌が体内で増殖し、風邪やインフルエンザの症状を引き起こすのです。

 

しかし一般社会で生活するにあたっては、年末以外にも会社や学校といった人の集まるところに長い時間通わなければなりません。引きこもってそうしたことを避けるわけにはいきませんので、特に家族それぞれが帰宅時に手洗い、うがいを徹底することで家になるべく有害な菌を持ち込まないようにしましょう。

 

3-2.栄養価が高くバランスのとれた食事

家庭で出す食事は、栄養価が高くバランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。また、冬には暖かい鍋など体温を上げる様々な栄養が含まれた食事を多くするのも効果的です。たまには健康面を考えず、美味しいものをみんなで食べることもリフレッシュになります。

 

また、食事は規則正しく家族で集まって取るように心がけることで、リラックスできる時間を長くとってあげるのも、仲の良い家族にとっては効果が期待できるでしょう。受験シーズンに最も大変なのは受験生本人ですが、受験生本人を家族全員で支えてあげる意味で、団結力を高めておくことも士気に繋がります。

 

3-3.程よい運動、充分な質の高い睡眠

体調を常に良好な状態に管理するために大切なのは、質の高い充分な睡眠です。受験生本人はもちろんですが、家族全員が規則正しい生活を心掛け、しっかりとした睡眠をとるべきです。睡眠を充分に取ることで自律神経が安定しますし、受験生本人にとってもメリハリがきっちりついて、寝起きも良くなります。

 

また程よい運動をして身体を動かすことでリフレッシュするのも効果的です。冬は寒いからこそ外でジョギングするなどの有酸素運動を行うことで身体が温まりますし、免疫力も高まります。本人だけでなく家族も率先して参加することで、家族全員にとっても体力強化が進み万全の体制が整うでしょう。

 

4.受験前に意識すべき感染予防策とは?

ここからは、特に受験直前に、しっかり意識するべき感染予防策を解説していきましょう。

 

4-1.飛沫感染を防ぐ

まずは、基本的に街中での「飛沫感染」を防ぐことです。飛沫感染を予防するために重要なことが、手洗いうがいの徹底と、マスク着用です。マスクは病気を発症してからの菌の拡散を防ぐだけでなく、空気中に飛散した病原菌を吸い込まないための予防策の意味合いとしても重要になります。できる限り毎日付け替えるのがベストなので、短期的に使い捨てができるものを選びましょう。

 

また菌が万が一入ってきてしまっても、室内で繁殖しないような対策も必須です。冬に病原菌が繁殖しやすいのは、菌が寒冷で乾燥した環境を好むからです。室内を程よく温め保温し、加湿器で適度な湿度をプラスした状態を維持することが飛沫感染を防ぐポイントになります。空間除菌もやっておくと良いでしょう。

 

4-2.接触感染を防ぐ

接触感染を防ぐためにできることは手洗いの徹底です。また、会社や学校、お店、公共施設など人が多く集まる場所でよく設置されている、除菌シートやアルコール消毒を使って手の除菌をしっかり行うことも予防策になります。できれば家の中にもこうしたアルコール消毒スプレーや除菌シートを使う習慣をつけるのがベストです。

 

4-3.12月までに2回目のインフルエンザ予防接種を

インフルエンザ予防接種は、その持続期間は5ヶ月ほどと言われています。また、予防接種の効果が出てくるまでにおおよそ2週間ほどかかると言われています。理想をいえば、12月までに2回目の予防接種を打っておくと、そこから5ヶ月間、受験が終わって入学シーズンに至るまで効果が持続してくれるはずです。

 

5.まとめ

以上、受験生とその家族が意識するべき病気予防策について一通り説明してきました。ただでさえシビアな受験戦争においては、病気で本調子が出ないというのが最も損なので、本人だけでなく家族全員が感染経路にならないよう気を遣い、しっかり予防を徹底する必要があります。

 

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