妊娠時に効果的な漢方は?自分の身体と心を漢方薬で整える

妊娠時に効果的な漢方は?自分の身体と心を漢方薬で整える
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女性は一定の年齢になると生理になります。そうすると毎月ホルモンの不調により体調不良や静止状態の悪化などがあります。更に妊娠をするとつわり・食欲不振・喉が渇くなどの様々な症状が起きます。一般的に妊娠中は薬を飲むことは避けると言われていますが、漢方薬によっては飲むことで体調が落ち着く事もあります。

 

1.妊娠とは

月1回のペースである排卵期に合わせて受精出来た場合、1週間後に子宮内膜に着床出来た場合妊娠になります。妊娠出来た時のみ子宮内に胎児ができ280日程度で出産に繋がると言われています。

しかし妊娠したとしても早産・流産などの危険などがあります。更には妊娠する為に治療を行う必要がある人もいます。その不妊治療では検査を行いどこの数値に異常などがあるのかを判断し、それに合わせた治療を行います。

 

2.女性の身体と漢方

女性には一定の年齢になると生理が来ます。基本的には一定周期で訪れるものですが時期がずれる事もあり、日々の生活は生理に支配されているとも言えなくないです。この生理によってホルモンが変動していきます。その変動は精神状態が良くない場合は生理が悪化してしまうこともあります。この生理中の体調不良は年齢によっても変化すると言われています。それは痛みだけでなく不安だけの精神的トラブルもあります。

 

そこで漢方を用いる事で、余分な物を切除・冷えているものを温める・足りないものを追加するなどの効果がある薬はあります。それを取り入れる事で生理時のトラブルを少しかもしれませんが緩和する事が出来ます。

 

3.妊娠するために漢方が出来る事

漢方薬自体には、妊娠を促進する効果があるわけではありません。しかし妊娠をしやすくする身体へのサポートをしてくれる薬はあります。その中でも「当帰芍薬散」という薬は自然妊娠の手伝いをするとされています。

 

3-1. 当帰芍薬散とは

その効果は強く「産婦人科の三大漢方薬」の一つと言われています。その効果は血液の足りない効果・効能などの不足部分を補う事が出来ます。そこから月経不順や異常・貧血などの血液に関することから、更年期障害・むくみ・しみなどにも効いてくると言われています。

 

配合されている生薬は、疲労やストレスで擦り減ってしまう血液を補い機能をスムーズにする効果のある「当帰・芍薬」。血行を良くする「川きゅう・当帰」。消化の機能を良くして余分なものを外に出す効果のある「白朮・茯苓」の5つを組み合わせたものです。

 

3-2.効果

1:更年期障害の時に行うホルモンを外部から補充するのと同じ効果

2:更年期障害時に発生する動悸・うつなどの精神的疾患の改善

3:貧血や冷えなどを起こす子宮筋腫とよばれる病気の症状の改善

4:月経中の痛み・嘔吐・下痢などの不調の改善

などの効果が言われています。この他にも妊娠後の不調を改善・緩和する効果もあると言われています。

 

3-3.ポイント

漢方薬の歴史の中で、昔から妊娠中の薬として用いられています。その為比較的に安心して飲むことが出来ます。特に、顔色の優れない人・腰痛がある人・疲れて見える人には効くとされています。

 

4.妊娠時に効果がある漢方薬

妊娠時の病気で漢方薬を使う事が多いですが、妊娠そのものに効果あるものもあります。

 

4-1.つわりに効果あるもの

つわりの時自体は薬や食事が取り入れづらい人もいます。その時はお湯などで溶かしながらでも飲みましょう。薬では「小半夏加茯苓湯・半夏厚朴湯」この二つがつわりの辛さを緩和するとされています。

 

4-2.切迫・早産

切迫早産の治療する場合は、動悸や不整脈が起きる事があります。その時には「当帰芍薬散・柴胡加竜骨牡蠣湯」などが効果的とされます。これらを処方する事により母体の健康だけでなく、胎児を安定させる効果もあります。

 

4-3.妊娠中毒症に効果があるもの

妊娠中毒症といい、妊娠してから中盤から後半にかけて起きるものがあります。その症状は様々なものですが、主には高血圧・むくみとされています。これらの緩和には「柴苓湯」が効きます。この薬も母体だけでなく、胎児や胎盤の環境も整えると言われています。

 

5.安全性は確認されて妊娠していても飲める漢方

いないものの、西洋薬よりは一般的に飲むことの出来る漢方薬は存在しています。勿論何も飲まない事が一番安全ですが、医師・薬剤師と相談して飲める事も出来ます。

 

しかし漢方薬の成分で、発汗性があるとされる「麻黄」や、身体を温めるとされる「附子」、血行を良くしてくれる「桃仁・牡丹皮」、下痢に効果のある「大黄」は使うのは危険ですので注意すると良いでしょう。

 

6.まとめ

女性に関する病気は他人に相談しにくいものもあります。しかし改善したい場合は病院に行く前に漢方薬を試してみることで、緩和される事もあります。市販で手に入るものもありますが分からない人は薬剤師などに相談する事で見えてくれるものもあります。

 

埼玉県春日部市にある「調剤薬局キューピー・ファーマシーグループ」では、女性のスタッフもいるのでお気軽にご相談ください。