健康に対する意識が強まっている現代、市販のサプリメントは多くの人から注目を集めているアイテムのひとつです。しかし、サプリメントには怖いリスク・副作用があるのをご存じでしょうか。健康のために飲んでいるはずのサプリメントによって健康が害されてしまうのは本末転倒といえます。
そこで今回は、サプリメントを服用するリスクや副作用の種類と、それらの具体的な対処法について解説していきますので、興味をお持ちの方はぜひ最後まで読んでみてください。
サプリメント服用による主な副作用とは
まずは、サプリメントを服用することで起こり得る副作用について解説していきます。
【主な副作用】
- 発疹・痒み・赤み
- 間質性肺炎など肝機能障害
- むくみ
- 動悸・ふるえ・胸やけ
- 吐き気・食欲不振
- 頻尿
それぞれ詳しく見ていきましょう。
発疹・痒み・赤み
サプリメントを服用することで発疹ができ、広い範囲で痒みが出る可能性があります。サプリメントは食品に分類されていますが、食品だからといって必ずしも安全というものではありません。
市販のサプリメントには、私たちが聞き馴れない成分が配合されていることも多く、その中のいずれかがアレルギーのように反応してしまうことも少なくありません。サプリメントを服用し始めてから、発疹や痒みなどを感じた場合は一度服用を中止し、医師や生活センターに相談をしてみましょう。
間質性肺炎など肝機能障害
サプリメントの服用による副作用として、肺機能に障害が出る可能性もあります。なかでも間質性肺炎は、重大な副作用のひとつとして認知されています。
間質性肺炎は、肺胞壁や間質に炎症が起き、線維化することで肺胞壁が厚くなり、肺機能がうまく機能しなくなる疾患です。また、肺機能障害の中でも発生する可能性が高いのも特徴です。
初期症状は、息切れ・乾いた咳・発熱などが一般的ですが、「間質性肺炎」と気づくことはほとんどいません。このような副作用が起こり得るということを頭に入れ、少しでもおかしいと思ったらすぐに医療機関を受診しましょう。
むくみ
用法用量を守らずサプリメントを飲むと、むくみが発生することがあります。むくみによって、「サプリメントを飲んだら太った!」と感じる人も多いようです。
もし「用法用量守っているのにむくみがひどくなった」と感じる場合はすぐに服用を中止し、医療機関を受診してください。
動悸・ふるえ・胸やけ
サプリメントの服用により、動機やふるえ、胸やけなどの副作用が現れることもよくあります。特に、HLA型DR4という遺伝子を持っている人がチオール基(-SH基)を含むサプリメントや薬剤を服用すると、これらの副作用の症状が見られる「インスリン自己免疫症候群」を発症してしまう可能性があるので注意しましょう。
頻尿
ビタミンCのサプリメントを服用したとき、頻尿になる方も少なくありません。ビタミンCにはもともと利尿作用があるため、過剰摂取をするとよりトイレに行く回数が増えてしまうのです。
また、「尿の色やにおいが変わった」と感じる人も一定数存在します。サプリメント以外の要因も考えられますが、異変を感じたらすぐに使用を中止し、医師の診察を受けるようにしてください。
サプリメントを服用することで生じる副作用を防ぐためのコツ
サプリメントを服用することで現れる副作用を軽減するために、下記の点に注意しておきましょう。
【サプリメントを服用する際の注意点】
- 用法用量は必ず守る
- 異変があったらすぐに服用を中止する
- そのままにせず医療機関を受診する
前述したように、サプリメントの過剰摂取は推奨されていません。副作用の発症率が高まってしまうため、必ず用法用量を守って使用するようにしましょう。また、異変を感じたらすぐに服用をやめ、医療機関を受診するようにしてください。
まとめ
今回は、サプリメントの服用によるリスク・副作用、それらを軽減させる具体的な対処法について解説しました。サプリメントは、正しく使えば健康のために良い効果が期待できる画期的なアイテムです。しかし怖い副作用もあるため、必ずルールを守って使うようにしてください。
サプリメントに関するお悩みをお持ちの方は、「調剤薬局キューピーファーマシー」にご相談ください。お客様の悩みやご希望を丁寧にお伺いし、それらに見合ったものを提案いたします。